こんにちは、不登校解笑カウンセラーの福原里美です。
今日の記事は、
「不登校の始めにわかろうとする前に、無理やりさせようとしたことでトラブルになった。
そして最近、本人は体調は悪くないようだけど、進路について話せないまま引きこもり状態が長くなっている」
という状態のご家庭のお母さんに伝えたい内容です。
タイトルの言葉がきつくて驚かれましたか?
不登校でいることが当たり前になって、部屋で自由にしている。食事は何も言われなくても用意してあげている。そんな日々がずいぶん経っている。
としたら、
その居心地のいい生活が、お子さんの引きこもりを維持されている
ということです。
人間には希望や目標に向かって努力する性質と、慣れたリスクの少ない現状を維持 させたいと言う性質が誰でも ありますよね。
その人の持って生まれた素質によって多少は差があるものの、「現状を変えたいと思いつつも変化が良い方だけにいくとい保証がないから、このままの方が安心」と無意識が思いやすいわけです。
特に母親は保護する愛が多くて、試練を与える厳しさも愛という考えが少ないですし、そうなったのはそれまでに「転ばぬ杖」の気持ちで過干渉をしてしまった。無理やりやってしまった時の失敗体験がトラウマや罪悪感が心の中で大きくなり、無理を言いたくない。このままでもいいと思おうとしている母親へのメッセージです。
私もあるがままの状態を認める大切さや、本人にプレッシャーにならないよう、関係や体調を悪化させないよう「こうあるべきを手放しましょう」と伝えていますが、だからといって癒しだけで何も働きかけをしないということではないのです。
家だけで学校や社会でリアルに交流することがほとんどなくなってしまっているのは、ネットというバーチャルなことだけではもったいない。残念なことであることは否定でき ないでしょう。
親は家族は家庭という限られた空間で共に生活しているので、自覚してなくても互いに与えている影響は大きいです。
ですから母親のあなたのやり方をちょっと変えてみることからでも、小さな変化から自然の流れに乗って大きな望ましい変化へと繋げることも可能なわけです。
心理学の問題解決の有効な方法として、そこにアプローチするやり方で現状の変化を与え、解決できることも実証されています。
今からでもできることがあります。
同じ事をしていて、ちがう結果にはなりません。
私はお子さんの自信や意欲を育む言葉かけ、自立を育てる関わり方、親子関係を良くることを増やしながら、進路のことも話せるきっかけを見つける相談をしていくようにしています。
この記事には、あまり文が長くならないよう事例など入れていませんが、他の記事で事例などもご紹介していきたいと思います。
まづは、「無理やりするのでなくて関わり方で変えていく方法がある」ということをお伝えできたらと思います。
同じような状態で長引いているご家庭の方への、必要な気づきになったら幸いです。