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家族の話を聴く意味

 数日前に「チャイルド・ライン」と言う十八歳までの子供の匿名電話相談の研修を受けてきました。これはイギリスから発祥した子供の人権を守ろうと言う活動の一環です。現在は 147国に広まって日本では20年目を迎えたそうです。

 

 私は母親の相談に乗っているので、子供の声をたくさん知っておくのも大事なのと、電話を受けるボランティア相談員が足りないこともあって参加をすることにしました。

 

 学校や家庭での辛い話が多いようですが、楽しかったことも聞いて欲しいというニーズも結構あるとか。それだけ家庭で話しやすい環境が少ないと言うことなのでしょう。母親も仕事と家事で忙しくて、子供のとの何気ない会話を大事にする心のゆとりがないということが考えられます。また子供の話を聞く重要性を知っていても、つい黙っていられなくて、結論を急いでしまうお母さん自身の反省も良く聞く話です 。

 

「あのね~」と子供が行っても、せかせかと「何早く言って!」なんて言われたら子供も「なんでもないいー。」と言うことになってしまいますよね。また「ねーお母さん聞いて!」と言われて、話をしている途中で、「あなたそれは、こうすればいいのよ。」とすぐにアドバイスをしてしまう母親も多いことでしょう。(実は私も気を付けていることです。苦笑)子供はただ聞いて欲しかっただけで、「そんなこと私は聞きたかったわけではない。。。聞いて欲しかっただけなのにー」とだんだん話さなくなることもあるでしょう。 

 

 また家族の話を聞く重要性や意味が分かっていても、ついアドバイスや結論を言ってしまう自分のくせにを何とかしたいというご相談もありますが、心がけることから始まるわけです。

 

 時には結論やアイディアが必要な場合の話もあるでしょうが、ただわかりあえること結論のない楽しい話も、日々生きていく中で必要なことだと「チャイルドライン」のデーターで表せられていました。

 

 

今大きな問題があってもなくても、日頃からの良いコミュニケーションができてる家庭は、たとへ何か問題ができたとしても良い対処ができ、おおごとにならずに乗り越えていけるでしょうから。

 

 日々仕事や家事ででいっぱいいっぱいにならぬように、ゆとりを持たせる工夫ができたらいいんですね。