お子さんを立ち直らせるためにも、お母さんの心にゆとりがなくては、良い影響を与えられないということも、今回の問題で気付かれたのではないでしょうか。ですが我が子の様子を間近で見ている母親は、お子さんの将来や自分達家族の成り行きが心配で、心配で何をしていても気の休まる暇がないのではないでしょうか。そんな時ほど思い出して欲しいのが、子供の中に生きる知恵や自然治癒力があるということ、その力を信頼するということです。例えば、ゲームにふけっていることも辛いことを忘れるためにだったり、引きこもりになったことも生きるための一時避難をしていることだったりと、それなりに我が子もちゃんと対処しているのだと見方を変え、母親の心に少しでも安心感がでれば、その信頼の気持ちでお子さんも追い詰められた気持ちが和らぐのです。どんな憂える状況であっても、お母さんが「必ずいつの日か良い展開になっていく！」と信じることです。そして、その生きる知恵や生命力を信じて、この問題を乗り越えていくプロセスで、今まで見過ごしていたことを深く見つられたり、多くの気づきをえていたり、ご自分とご自分の周りを癒す方法も身に付けられたりしているでしょう。
